電気自動車「日産リーフ」で釣りに行ってみたら真鯛が釣れた

2015年10月3日(土)
日産リーフと鯛は全く関係ありません!!今回は、電気自動車の日産リーフでのお試し釣行。なかなか記録を残す時間がなく、一週間遅れとなってしまった。
なぜ日産リーフ??現在釣りで酷使している日産ジュークを購入した日産のディーラーで、リーフを10日程モニターレンタルできるということで、面白そうなので借りていた。それで、せっかくのモニターなので、これで釣りに行ってみようと思い、今回行ってみた。
リーフと釣りは、全く無縁のような気がするが、これで釣りに行くことはとても意味のあることだと思う。釣りをする事は、自然の中で遊ばせてもらっているので、アングラーは自然環境保全に対する配慮をするべきだ。フィールドでゴミを捨てずに持ち帰るのは当たり前。またフィールド外でも普段から自然環境保全に対する意識は持っておきたいものだ(例えば、家庭ごみの分別をしてゴミを減らしたり、エコを心掛けたり)。電気自動車に乗るのもその一つ。排ガスを全く出さず、再生可能なエネルギーで走行できるのは、自然に優しく、環境に配慮しているといえる。
リーフで釣りに行く事はすごく良い事だと思うが、しかしそれが本当にできるのか、気になる事もある。最も気になるのが走行距離と充電スポット。フル充電しても走行できる距離は140km程度なので、熊本市内から天草下島の往復ははっきりいってムリ!!途中で充電する必要があるが、天草に充電できる場所なんかあるの??調べてみると、意外にも沢山あった。その中で利便性がよさそうな場所を3カ所ピックアップ。

1つが本渡の日産。急速充電があるので、30分ほどで140km走行可能な電力を充電できる。充電設備を24時間使えるのも釣り人にとっては有難い。さらに、近くに釣具店(キャスティング)があるので、充電中の時間潰しまでできる!(急速充電は、一番上の画像の充電装置)
あと2つは、道の駅「宇土マリーナ」と「上天草さんぱーる」こちらは、急速充電ではなく200Vのコンセントによる充電なので、時間が掛かる。また、日中しかできないので、できれば日産で対応したいところだ。
ちなみに、充電切れになってしまったら、レッカー移動するしかない。日産の担当の営業さんに、充電切れの事を聞いたら、「JAFに入ってれば大丈夫!!」・・・・と軽い回答。大自然の中の天草で充電切れになってしまったら、悲惨だよ!!
あと、もう一つ気になるのがラゲッジスペースの広さ。ジュークが余りにも狭くて使いにくいので、気になる所だ。しかし、安心してください!!ちゃんと広いですから。

ドカットと27Lのクーラーボックスを積んでもまだまだ余裕があります。ジュークはパンパンなのに。あと、8.6fのロッドを折りたたまずにそのまま収納できる車長があった。ロッドホルダーも装備できそうで(カーメイトの適合情報より)、意外と使えそう。
しかし、照明はジューク同様使えないものだった。

何故、天井につけないの?横につけても全体を照らせず暗いだけなのに。使えないのにここにつけなければならない理由があるなら教えてほしい、日産よ。ジュークと同じようにLED照明の追加が必要そうだ。
出撃するまで長くなりましたが、こんな感じでリーフでのドキドキワクワク釣行へ。仕事から帰る前に自宅近くの日産で充電して帰宅し、午前3時頃出発。トクナガ隊長を迎えに行って向かった先は龍ヶ岳方面。下島まで遠出するのは危険なので、龍ヶ岳周辺までに留めておくことにした。
ちょうど日が昇り始める頃にポイントに到着したが、ここで大問題が発生!!航続可能距離の表示が35kmとなっていた!!本渡の日産までの距離を調べてみると32km。超ギリギリの充電残量だったのだ。(※さんぱーるまでは余裕の距離だったけど、釣り時間のロスが大きいので、できれば日産で充電したかった)
しばらく釣りをした後に、日産へのドキドキドライブをすることを決断。エアコンを切り、なるべくアクセルを踏み込んだりブレーキを踏まずに一定スピードで航行することを心掛けたが、坂道を上ると航続可能距離が一気に減る・・・(><)下り始めると航続可能距離は増えるのだが、この増減が心臓に悪い。0~5kmのバッファを保ちながらなんとか進んでいたが、ここでドキドキを更に煽る仕掛けが!航続可能距離が10kmを切ると、表示が「---」に変わって分からなくなってしまったのだ。なんと悪戯な奴なんだ。
航続可能距離がわからなくなっても、バッファが3km程あったので祈りながら安全運転し、何とか日産へ到着。30分充電の後に140kmの航続可能距離を手に入れ、無事に上島南回りのコースをランガンして帰った。
リーフをお試し釣行に使った結果分かったのは、自宅から天草への釣りには使わない方が良いということだった。地球環境に優しくて、荷物やロッドも不自由なく積める点は、今のジュークに比べると良いのだが、移動が制限されるのでは楽しく釣りができない(><)せめて300kmは走行できるようにならないと、乗れないな(と、ディーラーの営業さんに言いました)。
さてさて、リーフのインプレが長くなったが、釣果の方はなかなか良い結果だった。環境に優しい車を使ったから?

朝まずめにポイントに入ると(リーフの航続可能距離が35kmの時)、くるくるイワシが大量発生中。すぐさま犯人を捜すべく、メタルマルやミノーやトップを投げたが、シーバスがチェイスしてくるもののなかなかヒットまで持ち込めない。当たりルアーを探すために表層からだんだんレンジを下げていき、最後にダートスクイッドのボトムワインドでヒットしたのがこのマダイ。
潮流が絡むブレイクで、連続ダートの後にテンションフォールさせていると、「こつっ」と小さな当たり。合わせるとガンガンロッドを叩いてドラグを出す大物だった。メバルロッド「ソアレCI4+S709LT」だったが、ロッド全体の柔らかさでパワーを吸収しながら無事キャッチすることができた。
同じように釣れないかと潮流絡みのブレイクを狙いまくるも、いつものこの子達が釣れただけだった。

充電後のランガンでは、隊長がコイカとグチを釣っただけで、特記する釣果は無し。
今回、マダイが釣れたのは大きな収穫だ。実は、以前同じポイントでちっちゃな鯛を釣ったことがあった。どうも偶然ではないようなので、今後調査してみようと思う。(実はその後の調査でもマダイをキャッチできました!!小さいけど・・・)