天草

ガラカブ(カサゴ)が爆釣する釣り方

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20150214000_ガラカブ
2015年2月14日(土)

熊本では、ガラカブと言う。標準名はカサゴ、関西ではガシラ、福岡ではアラカブ。年中釣れる魚だが、今の時期は産卵期に入って浅場に寄ってくるため、良く釣れる。見た目はコワイが、食べると実はウマイ。

先日の釣行でも本当に良く釣れた。特別狙っている訳では無いが(本当は、メバルやタイを狙っていた)、おそらく40~50匹は釣れたのではないだろうか。本気でやれば、100匹オーバーは釣れたと思う。

12、3年前のソルトルアーを始めたばかりの頃は、バスタックルに3.5gジグヘッド+グラスミノーMで釣り方もよく分からず狙っていて、1日に5匹も釣れれば両手を挙げて喜んでいたが、今では簡単に釣ることができるようになった。

昨日の釣り方は、ボトムワインド。上記の3.5gジグヘッド+グラスミノーMも十分釣れるが、活性の高い事が多い今の時期は、ボトムワインドの方が効率が良い。グラスミノーの場合は、リフト&フォールでどちらかと言うとゆっくりとした釣りだが、ワインドはダートで強くアピールして、且つテンポよく広範囲に探れる。(ちなみにグラスミノーは、SよりもMの方が良いと思う。Mの方が大きい分アピールできる。大きすぎると感じるかもしれないが、ガラカブの口は大きいので、Mでもアタックしてくる。)

ボトムワインドで使うワームは、ダートスクイッドの1.5インチor2インチ。ダートスクイッドは、ダート能力が高い。それに加え、壊れにくい素材なので、沢山釣ってもずっと使える。値段も安く、300円代で買える。コストパフォーマンスが高すぎでしょ。


合わせるジグヘッドは、DECOYのデルタマジックがオススメ。ダート用なので、これまたダート性能が良いし、また値段も安い。ボトム狙いなので、どうしても根掛かりがあるが、コストが安いのは助かる。ウエイトは、浅い場所や風や流れが無い場所なら2.5g、深い場所や風や流れがある場合は3.5 or 5g。重い方が、ボトムを取りやすく操作がしやすい。また、遠投もできて、より広く探る事が出来る。本当は、5gよりもっと重いものが欲しいけど、デルタマジックのラインナップには無い(代わりに尺ヘッドDの7gを使っている)。

ジグヘッドにワームを刺すときは、曲がらないように真っ直ぐ刺すように!曲がっていると、クルクル回ったり、ワインドしなかったりするので(横に曲がるのは絶対ダメ。ワームの先っちょが下に下がる曲がり方は、ワインドするので例外OK)。曲がっていたら真っ直ぐに刺せるまで刺し直しましょう。それぐらいワインドにとって真っ直ぐは重要。ダートスクイッドは丈夫な素材なので、何度も刺し直し出来る。

タックルは、メバルタックル。ロッドはソアレCI4+にリールはレアニウムCI4。メインラインはPE0.4号にリーダはフロロ1号。メインラインは、フロロよりもPEの方がいい。フロロだと、遠投してボトムワインドする時に、伸びがある事によってアクションが伝わり難い。PEは伸びが無いので、しっかりアクションを伝えられるという訳。それに遠投にも適している。

ポイントは、ゴツゴツの岩場やゴロタ場、堤防際などが良いがどこでも釣れる!!砂場でも意外と釣れることがある(何か障害物があるのか、もしくは砂場を回遊しているのか・・・?)。

アクションは、4~6回シャクってカーブフォールの繰り返し。ラインスラッグが少しある状態でシャクり、シャクりの最後の方でラインにテンションが掛かるようにすると、よくダートする。水深が深い場所になるほど、風や流れでラインがたわむので、強いアクションにした方が良い。浅い場所は、チョンチョンと軽くで良い。アクションの最後にロッドをピタッと止めて(斜めに立てた状態)、ワームをカーブフォールさせて着底させる。着底したら再度アクション。(風が強い時は、ラインが風でたわむので、ロッドを下げてフォールさせる)

ボトムを狙うので根掛かりが心配だが、ワインドはラインスラッグがある状態で勢いよく跳ね上げるので、まっすぐ引っ張る(又は普通のリフト&フォール)よりも根掛かりは少ないと思う。

当たりは、アクションの途中やカーブフォールの途中、着底後のポーズ中など、いつでも可能性があり、常に気が抜けない。「コン」や「コココっ」と当たりが分かりやすくて面白い。ヒットしたら、根に潜られないようにすぐに巻き上げてボトムから離そう。ヒット直後は抵抗するが、根から離れると観念して無抵抗になる。
20150214004_良型ガラカブ

この時期、抱卵したガラカブもよく釣れる。こんなに小さいのに、お腹パンパン。抱卵したガラカブや小さいガラカブは、かわいそうなのでやさしく逃がしてあげましょう。ガラカブは、成長が遅く、25cmの大きさになるのに7~10年もかかるそうです。

ちなみにガラカブは、卵胎生だそうです。卵胎生は、卵が胎内で孵化し、稚魚を直接産むこと。昔、グッピーを飼っていたことがあったが、グッピーも卵胎生でぶりっ、ぶりっって稚魚を産んでいた。
20150214001_抱卵ガラカブ

・・・・・と、真面目にガラカブの釣り方を書いたが、今回の龍ヶ岳のメバル狙いは不発でした。産卵直後なのか、元気が無くて全く相手にされず。デイメバル狙いばかりもキツいな・・・。年末に鯛が釣れたポイントで、再現性を確認しようとしたが、こちらもダメでガラカブばかり。

この日最大は、朝まづめのゴロタ場。メバルを探していたらヒットした23cm。シュラッグミノーにて。
20150214002_23cmのガラカブ

このポイントでは延々と釣れ続く雰囲気だった。
20150214003_ガラカブレンチャン

日中はとある漁港で大物を獲り逃した。堤防際の日陰にメバルの群れを発見したので、ダートスクイッドのワインドで誘っていたら、のそっと横から巨大シーバスが現れた。高い堤防から見てもデカかった。60~80cm位あっただろうか。ワインドアクションを冷静に眺めていたが、ピタッと止めてゆるい流れにワームを乗せたら、口を大きく開けて喰ってきた!!その後5秒程首振り抵抗とファイトしたが、口にラインが当たっていたのか、切れてしまった。惜しい(><)

そのデカシーバスを逃した場所では、イワシの群れが見えたのでメタルマルを投げた。するとヒットしたのは、またガラカブ。
20150214005_メタルマルで釣れたガラカブ

結局、この日はメバルもタイもシーバスも釣れず、釣れたのは大量のガラカブのみ。大きかったヤツを1匹だけ持ち帰って刺身にした。
20150214006_ガラカブの刺身
脂がのっていて、ポン酢+紅葉おろしで食したら激ウマでした。

ぽかぽか陽気とガラカブに癒されて、激ウマ刺身で締めれたので、これはコレで良かったかな。
おわり
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Comments 2

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ミキスケ

いつも参考にさせていただいております

はじめまして!
去年から四十の手習い?で釣りを始めました。
ダートスクイッド真っ直ぐさすの難しいですw
背中の一番高い所から針を出す予定が大抵斜めから出ちゃうんです。
で、本日はじめてデルタ+ダートスクイッドで黒ムツ初ヒット。
これからも色々と参考にさせていただきます。

イカ君

Re: いつも参考にさせていただいております

ミキスケさん

コメント有難うございます。

真っ直ぐ刺すの難しいですよね~。でも、まっすぐが大事なんですよね。真っ直ぐ綺麗に刺すと、しっかり綺麗にダートしてくれます。

私も綺麗に刺せるように何度もやり直したりしました。コツは、ワームにうっすらフックが透けて見えるので(カラーにもよりますが)、平らな面にフックを透かして見ながら真っ直ぐ刺していきます。平らな面のちょうど真ん中に真っ直ぐ溝があるので、それを目印にする感じです。山のてっぺんからフックを出すときも、透かして見ながら真ん中から出します。

私はこのやり方で真っ直ぐなるようにしています。

  • 2015/02/16 (Mon) 23:15
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